幾霜::残日録::2009/12/31 (木)

 

移籍先を探しています。系統樹推定法やメタバーコーディング法などに詳しい研究者を探している方がおられましたらご一報下さい。

2009/12/31 (木)

[Life] ウェンディーズ大繁盛 - 19:39:19

 ものすごい混雑でした。今日も食べようと思ったのですが諦めました。結局昨日のスパイシーチキンサンド二つで終わりか。

[Book] 番外編 - 10:08:30

よつばと! 9巻

 よつば気球に乗る。まだまだ面白い。この機会に全巻一気買い、どうですか?

「はっけよーい」

「のこった!!」

HELLSING 10巻

 ついに完結! この機会に全巻一気買い、どうですか?

ヒュパッ

ぞるっ

「私は人間だ」

「私は」

「私だ」

[Book|Science] 福岡県の水生昆虫図鑑 - 09:47:16

 リンク先は六本脚の掲載ページです。

 以前書いた書評ではボロクソに貶しているように見えますが、これは単に私がトビケラ・カワゲラ・カゲロウ好きだからであって、この本がダメなわけではありません。生態写真が好きな私としては是非売れて欲しい図鑑です。フルカラーでこれだけの写真を掲載してこの値段なら安すぎるくらいでしょう。

[Book|Science] 増補改訂版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 - 09:41:24

 携帯できるサイズに限界に挑戦するように詰め込まれた情報量。西日本の方にとってはこれに勝るサイズパフォーマンスの図鑑は無いでしょう。以前書いた書評はこちら

[Book|Science] 澄江生物群化石図譜 - 09:37:15

 バージェス頁岩化石図譜はぼったくりとしか思えない出来と価格でしたが、これは違います。カラーで写真の出来も良い。鼻血噴きそうです。出版は昨年。

[Book|Science] 生物の驚異的な形 - 09:33:34

 ヘッケル画集。鼻血噴くこと必定。しかしヘッケルってずいぶんとクラゲやプランクトンが好きだったみたいですね。あ、クラゲもほとんどプランクトンかな。

[Book|Science] 生態学のためのベイズ法 - 09:30:15

 BUGS言語を用いた統計モデリングとMCMCによるベイズ推定によってデータ解析する際の入門書。ただし入門止まりなのでここから先が茨の道となるでしょう。既存のデータ解析をベイジアンMCMC化する手順で説明されているので、分散分析やロジスティック回帰は事前に理解しておく必要があると思います。本書でも事前に他の本読んで理解しておけと書かれてます。ここから先に進むための本としては、Bolkerの『Ecological Models and Data in R』とClarkの『Models for Ecological Data』をおすすめします。あとは伊藤さん久保さんの書かれているサンプルコードを読み込まれるとよいでしょう。

[Book|Science] 分子系統学への統計的アプローチ - 09:15:24

 Yangの『Computational Molecular Evolution』の邦訳書。彼と共同研究者達が開発した手法に関してかなり新しいものも含めて説明されています(もちろん彼自身が関わっていないものも含まれています)。コドン置換モデルを用いた解析法や、分岐年代推定法に関しても詳しく解説されていますので、これらの方法のユーザーは1度は目を通された方が良いと思います。ただし、分かり易さに関しては期待しない方が良いでしょう。

[Book|Science] 生物系統地理学 - 08:51:45

 出版は厳密には昨年です。Aviseの『Phylogeography』の邦訳本。系統地理学という言葉を普及させた本です。内容は少し古くなっている感がありますが、この分野の研究者にとっては必読の書と言えるでしょう。

[Book|Science] ダーウィン『種の起源』を読む - 08:46:45

 『種の起源』を読む前に必ず読むべき本。たぶん、これを事前に読まずに『種の起源』が正しく理解できる現代人は1万人に一人もいないでしょう。

 ここまでの3冊(上下巻は1冊とカウント)で、世にあるダーウィニズム批判のほとんどはダーウィニズムに対する無知無理解に基づくものであり、的外れであることがよく分かるでしょう。

 そもそもダーウィンは、人並み外れた大量の自身による知見と、幅広い人脈を駆使して他人から得た知見を総合して、最終的に自然選択説を導き出した(というかそうせざるを得なかった)。世の中にはダーウィニズムにむやみに反駁したり、そういう議論に肩入れする人がいますが、大抵は上述のように自然選択説を理解していないか、ダーウィンを遙かに下回る極限られた経験に基づいているように思います。自然選択説を批判するなら、せめてダーウィンを上回る「広い知識」を得てから言ってもらいたいものです。自然選択説は生物進化の一般則を説明する理論なのですから、どれだけ「深く」ても狭い知識ではダメであることに気付いて欲しい。極限られた自身の経験に縛られてしまうくらいなら、そんなもの無い方がマシです。そんなものは極限られたものだという前提に立たなければ、思考の妨げにしかなりません。必要なのは、「大量の情報」と、「それを処理する能力」なのです。

[Book|Science] 種の起源 上下巻 - 08:21:10

 リンク先は上巻。下巻はこちら

 新たに訳し直された『種の起源』です。ただしこれらだけで読んでも正しく理解するのは進化生物学者でもかなり難しいと思います。次に挙げる本を読んでから読まれることをおすすめします。

[Book|Science] ダーウィンの思想 - 08:16:18

 どうしても読んで欲しい本、と言ってよい。ダーウィンの思想的変遷を辿った良書。もちろん、この本で言われた通りのことをダーウィンが考えていたかどうかは分からないが。気になるとすれば、ダーウィンの欠点は全て無視していることでしょうか。まぁその辺を書くと話がややこしくなってしまうので必ずしも悪いわけではありませんが。

[Book|Science] 幾霜 Book of the Year - 07:42:20

 毎年恒例 (Paper|Book) of the Year。今年は異動して大幅に読める論文が減少したこともあり、読んだ論文の数がガタ落ちしたためPaperの方はパスです。というわけでBookの方を本日のエントリに書いていきます。

[Life] ギャース - 06:52:44

 大学に来たら、空調機が故障で部屋が寒い! フィルター掃除しろというメールが先日来たばかりだが、事務室が閉まってしまっているので掃除機が借りられない。どーすりゃえーねん。

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