2006/07/07 (金)
◆ [Science] ライトトラップと光の波長 - 22:22:20
写真は先程のライトトラップ。ホワイトスクリーン代わりの傘にびっしり虫が集っている。虫が多すぎて参りましたが、トビケラはライトを切っても何故かあまり逃げないので、十分に集めたところでライトを切りました。すると、余計な超小型の羽虫はさっさと余所へ散っていって大変楽にサンプリングできました。トビケラがライトを切っても残りやすいのは何故なんでしょうね。
さて、私はトビケラのライトトラップには誘蛾灯を使っていて、実際に遥かに強力な蛍光灯やブラックライトよりも強い誘因効果があることを確認しています。しかし、先程自動販売機の蛍光灯を見たら、こちらにはカゲロウばかりでした。カゲロウには蛍光灯が良いのかもしれません。岸からの距離が影響している可能性もありますが、より遠い場所で私のライトトラップよりも多くカゲロウを集め、他の虫はあまり引き寄せていないので確かそうに思えます。この辺の優劣はそれぞれの目と習性で決まっているのでしょうかね。
ところで、今回のライトトラップの場所では街灯がありましたが、オレンジ色で虫にはあまり見えないとされている波長の物だったので助かりました。これは、電池駆動の誘蛾灯でも誘因力で勝ることができ、かつホワイトスクリーンに止まった虫がよく見えてサンプリングしやすいという効果があって、非常に都合が良いんですね。トビケラだけをサンプリングしやすい。しかし虫に暖色系の色があまり見えないと言われているのも何故なんでしょうね。メカニズムにはあまり興味無いのですが進化的背景が気になります。系統的制約なのか、適応的意義があるのか。
◆ [Science] サンプリング日記@かきのきむら - 18:31:38
今からライトトラップでもやりますかね。先程少しだけ雨がぱらつきましたがなんとか保ちそうです。
問題は明日九州と四国のどちらに行くべきかということやな。九州の雨は大丈夫だろうか。ってそれは四国も同じか。tenki.jpを見たところ問題無さそうな感じ。うーむ、九州かなぁ。
追記 - 21:27:11
ライトトラップは大漁。まぁ川から見えない場所でやらない限りはそれが普通ですが。
◆ [Science] サンプリング日記@湯来温泉 - 13:55:26
3軒の温泉宿の一つ、河鹿荘にて湯に浸かる。あー生き返る。入浴はいずれも¥800也。目の前の川でもトビケラが捕れました。ヤマトビケラなど。成虫は2個体。今回なかなか成虫が捕れませんね。山中の温泉街は渓流を伴っていることが多いのでサンプリング場所としては悪くない気がする。
◆ [Science] サンプリング日記@沼隈 - 05:20:57
昨日は千代川、吉井川、高梁川の各水系を巡りましたが、千代川水系で幼虫がいくらか採れた以外は収穫無し。ライトトラップやりたかったんですが適した場所が見つからず断念。こんなことなら途中で通った大屋川でもサンプリングすれば良かったなぁ。あれは良い川だった。
しかし昨日一日で何回峠越えをしたんだろうか。