幾霜::残日録::2009/03/23 (月)

　変換辞書と用語の意味が引ける辞典、そして略語変換辞書や和英変換辞書の機能があるようです。生態学・環境科学用語辞典も欲しいです。どうですか、空飛ぶ先生? そんなところに割ける労力は無いですかね?

　別にトランスフォームする訳じゃないようですが、WIREDの記者が「トランスフォーマー風」と言っているので。発売は士郎正宗マウスも発売していたエレコム。あれは見た目もカッコイイし案外使いやすくて悪くない製品でした(一時期使ってました)。ただ、ものすごい勢いで値下がりして最後は投げ売り(一番安いときでイチキュッパくらいだったかと)されていましたので、これもそうなるまで待ってから購入した方が良いかもしれません。

　このマウスはセンサーが親指と人差し指の間にくるような形状にしているそうですから、かつて販売していたGRAIOという同様のマウスの後継と見ることもできるかもしれません。10年以上前ですがかなり酷使したものです。当時はPC-9801DA2改にWindows 95を入れて使っていました。GRAIOシリーズの中でも、分解能を切り替えられるGRAIO VARIABLEという機種でした。

　士郎正宗マウスもGRAIOも名機と言ってよい素晴らしい出来でしたので、これにも期待がかかりますね。

　すげぇ読みやすい。ホイールでのスクロールがやたら遅いのが欠点。これで単独でジェスチャが使えたらなぁ。

　電気・ガス・水道・電話まで完了あとはADSLだが、YahooのIDを要求されてしまう。そんなん忘れたわ。ひとまず自宅に戻らないと手続き不能ですね。うっかりうっかり。郵便物の転送手続きもしないと。

　以前から、FirefoxでGoogleマップの表示に不具合があった。Googleマップ以外にも、MapionBBでもしばしば起きる問題でした。今でも問題は解決していません。何故このような大きな問題が起きるのか全く理解に苦しみます。検索すると、Skype Pluginが悪さをするから無効にしろとありますが、もちろんそんなものは入っていません。about:configの編集もヒットしますが、いずれもダメでした。アドオンを全て削除(.NET Framework Assistantは無効化)して、プラグインも全て無効化しましたが全然ダメ。一体何が原因なんでしょうね。NOD32のWebアクセス保護も疑って無効にしましたが、これでもないようです。ほとほと困り果てました。ChromeやSafariやOperaは使い勝手の面でカスタマイズしまくったFirefox 3にはまるで及ばない。どうしたものか。

追記 - 10:35:08
　試しにOperaを使っているが、Picasa Webアルバムで場所を設定しても保存されない。なんだこりゃ。なんとなくですが、こういう不具合が頻発するようになったのはChromeが出た頃のような気がするのは気のせいでしょうか。

　会場の岩手県立大学から最終日に撮影。こんな眺めが毎日見られてるなんてここの学生が羨ましい。

　ずらりと並んだ日本酒の瓶。最後に余った分は参加者に配られていました。個人的には種類を減らしてでももう少し上級のグレードを出して欲しかったですね。純米酒が少なかったのが特に残念。アル添が絶対ダメとは思いませんが、東北の蔵は基本的に純米酒の方が圧倒的にうまい。アル添の上手い蔵は東北では一つも知りません。日本海側もそうですね。ちなみにこのうちの半分近くいただきました。弱いので一つ一つはごく少量ですけど、毎回グラスを変えていたのでコンタミ無しに味わったはずです。

　正直紅茶はそう気合いの入ったものではありませんが、場所と雰囲気は満点。夏に来るとツタに覆われて外観も良い感じらしいです。

　明治期に建てられた旧盛岡銀行。レトロモダンな素晴らしい造り。青空とのコントラストが美しい。しかし、岩手銀行の看板が全てをぶちこわしている。これは文化財の破壊同然である。岩手銀行は恥を知るべきだ。

　盛岡城趾公園近くのモンタンでケーキセットをいただきました。紅茶とチーズケーキの組み合わせにしました。コーヒーとチョコケーキも選択可能でした。隣の家族連れの「スパゲッティ ア・ラ・モンタン」がやたらうまそうでした。わんこそばを食べる予定が無かったら間違いなく食べていたでしょう。

追記 - 12:56:02
　どうもこのモンタンのア・ラ・モンタン、知る人ぞ知る地元の名物なんだそうで・・・。あー食べておけばよかったorz。

　03/20に受賞講演をスルーして盛岡を散策しました。これはそのときの写真の一枚。

　第五次元にて自由集会の発表で用いたスライドを公開しています。もう一人の演者のスライドは準備中です。また、私のスライドは話無しではわかりにくい部分の文言を追加してスライド単独でも多少分かり易いようにしていますので発表で用いたファイルそのままではありません。公開後も何回か更新していますので既にダウンロードされた方も念のため再度ダウンロードされた方がよろしいかと思います。

　録画マシンの録画用HDDの調子が悪い。BIOSで認識しなかったり、認識して起動するとWindowsが落ちたり。うーん、まだ新しいHDDのはずなんですが。

追記 - 02:59:11
　取り出してメインマシンにKAMA CONNECTにてUSB接続したところ、何事もなく認識され中のデータにもアクセスできました。死んだのはHDDではなくケーブルか?

追記 - 03:34:03
　ケーブルを変更して異なるポートに挿して起動したら解決しました。今回はあっさりしたものでした。しかし、ケーブルかポートが死にゆく瞬間に立ち会うことになろうとは。なんか最近そういうことが多い気がする。先日も盛岡へ向かう新幹線車中で携帯電話の液晶画面が死ぬ瞬間に立ち会ったし(その後、全開にするといけないだけで少し開けた状態なら映ることが判明)。何なんだ一体。

　とても良い。3で懲りたけれども4をやりたくなるくらいに良い。本編はともかくこのCDは桜庭ファンならマストバイ。たぶんここ数年の中では「当たり曲」が最も多い。

　空間自己相関がある(空間的に近い点は互いに似ている)データを独立データと見なして解析してはいけない、というのが「自己相関と偽反復」企画集会の趣旨でした。もちろん、自己相関があるのは空間だけではなく、時間にもあります。時間自己相関を考慮した解析は昔からあり、時系列解析と呼ばれる解析方法群がそれに当たります。

　また、時間自己相関の1種と言えるかもしれませんが、系統的に近い生物は互いに似ているという系統自己相関も存在します。これをちゃんと考慮に入れてやろうというのが、系統自由集会でもう一人の演者が話した「系統的独立比較」(Phylogenetic Independent Contrast)です。系統地理企画集会でQ大の方のスミレの研究でも同様の考え方を導入した方法を用いていましたね。

　しかし、空間自己相関には実は他の二つとは大きく異なる点があります。それは、「跳躍」があり得るという点です。つまり、時間や系統は連続したものなので隣接点との類似性を考えればよいのですが、空間も連続しているものの遠隔地との類似があり得ないではないということです。この辺りは以前に「空間自己相関は妥当か」というエントリで述べました。

　「自己相関と偽反復」企画集会で最後に出てきたセイヨウオオマルハナバチの分布拡大のモデリングでは、説明変数に「トマトハウスの存在」を入れることでこの「跳躍」に対処していました。セイヨウオオマルハナバチはトマトハウスでの受粉に使われ、そこから逃げ出すことで移入・定着するという現象が予測されるためです。こういう分かり易い変数があればよいのですが、既知の情報が不足している場合に空間自己相関を安易に使ってよいのかはまだ事例の蓄積が必要かなと思います。つまり、サンプル間の独立性を仮定した解析(＝空間自己相関を考慮しない解析)を行うのが常に危険とは限らない、ということです。過ちを犯すリスクが低いのはどちらかを考えて選択するか、両方やってどちらでも確実に言えることだけを採択するなどの安全側に振った考え方をする必要があるでしょう。