幾霜::残日録::2004/07/01 (木)

 

移籍先を探しています。系統樹推定法やメタバーコーディング法などに詳しい研究者を探している方がおられましたらご一報下さい。

2004/07/01 (木)

で、実は - 19:44:53

下記のようなことを書きつつ(ダジャレとちゃうで)、本当のところは、「PDAってそんなに進化したかなぁ?」とも思ってしまう自分がいたりする。MI ZaurusからSL Zaurusで色々と変わったのは間違いないんですが、得たものの代わりに失ったものも沢山あると思います。総合すると実は進化しとらへんのとちゃうか? と思うわけで。皆さんの手持ちのPDAは「進化」してますか?

私のPDA観 - 19:36:09

 たつしとしょうじのモバイルサロン(Walrus,Visit.経由)に触発されて、そんなことを考えてみた。

 そもそも、私のPDA観はまるで首尾一貫していないことに今更ながらに気付く。かつては「PIM」「電子辞書」が重要なアプリケーションだったのですが、「予定をほとんど管理しない」「PCがある場所でしか活動しないのでやるとしたらPCで十分」という現実に気付いて「PIM」が不要になり、Linux Zaurusの登場でモバイルUNIXの楽しさに目覚めてしまったため、「Zaurusを極小UNIXマシンとして使う」ことが目的化してしまった。

 そんな中でも比較的一貫しているのは「電子辞書」と「アプリケーション間連携」でしょうか。あと「サイズと解像度の限界の克服」「入力メソッド」ってか。

 で、あらためてたつしとしょうじのモバイルサロンを読んでみると、お二人が私とはまるで違うPDA観を持っていることが分かる。昔庄司さんにオフ会であった時にはかなり近いPDA観を持っていると感じたものですが、私の方がコロッと変わってしまったためもはや全く違う感覚のPDAユーザーになってしまったように思います。

 それもこれも、結局はLinux Zaurus、さらに言うならSL-Cシリーズが、パワフルで何でもできる(けど遅くて大きい)PDAの可能性を提示したことにあると思う。それであっさり考えを変えてしまう辺り、相当あの頃の私は自分のPDAに対する欲求というか期待をまるで理解していなかったのですね。いつだったか、私は生意気にも「PDA選びでは何がどれだけ重要なのか見極めて割り切ることが大事」などと書いた気がしますが、書いた本人が全然見極められていなかったわけだ。

 というわけで、やっぱLinux Zaurus、っつーかSL-Cはスゲェよと言いたい。それまでPDAの領域ではなかったところへ切り込み、従来と異なるユーザー層を創出し、既存ユーザーに新たな可能性を示してくれた。それもとんでもなく単純な方法で。

 PDAはCLIEとZaurus、そしてPocketPC陣営と、日本では3大勢力が存在し、それぞれがかつてとは比べものにならない性能、機能を実現しています。しかも、性能はともかくとして機能においては新たな機能を搭載する方向や、既存の機能を洗練する方向など、それぞれが異なる進化の方向を向いているように思います。今後PDAは機能的にはますます多様化していき、より多様な使い方、多様なユーザーに対応できるようになっていくでしょう。それこそがPDAの強みであり生き残りの道なのかな、とか思ったのでした。
 逆にその点で携帯電話に後れを取るようになったらやばいぞ。

続々々・文中の単語の重要度を知る - 11:37:27

 また少しいじくりました。お手持ちの文章で出力結果を見てフィードバックをいただけると嬉しいです。あ、送り先はリンク先でお願いします。ここの掲示板は一行しか書けませんしバグることがあるようなんで。

続・次期Zaurusに望むこと - 02:08:34

 塚本さんさきらさんの「望むこと」は考えてませんでしたねー。なにせ自分が(あまり)やっていない使い方でしたから思いつかんかった。私が前に書いたのは、現在の私の使い方をより便利にするための「望むこと」であって、新しい使い方を全然考えてなかったのに気付かされました。
 ただ、「リモートザウルス」のためにもやはりBluetoothがあると非常に嬉しいですね。帯域が狭いので画面をそのまま表示するのはきついかもしれませんが、さきらさんのおっしゃる「QtのAPIレベルで抽象化したものをパソコン側に表示する」のなら多少は帯域の消費も減るでしょうし。
 ここは一つ、さらに進めて、逆の「リモートPC」でもWindowsアプリをQtアプリと同様に使えたら嬉しいですね。というかこっちの方が私的には嬉しかったり。

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