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PDA研究室 - ZaurusとCPU(04/10/2001) ZaurusにはCPUとして日立のSuperH系列のSH-3が使われていたと思います。 対して、Palmは現在はDragonBallEZ/VZという680x0系統でしたっけ。 そのうちStrongARMに移行するようですね。 んでもってWindowsCEはMIPS、AtrongARM、SH-3、SH-4でしたか。 これらCPUの将来性が各ハードウェアの将来性をも左右することは容易に想像できます。 なぜならソフトウェアでできることはハードウェアの制限を受けるからです。 ハードウェアの制限を越えることはソフトウェアには決してできません。 さて、そこで最も安全な道を選んでいるのがWinCEでしょう。 そりゃ、どれかのCPUが消えても安心ですもんね。 PalmはDragonBallからAtrongARM系に移行しますが、StrongARMは今後最も有望なCPU系列なので問題ないでしょう。 万が一Palmが採用するチップの進歩に問題があってもIntelのXScaleがあります。 では、Zaurusが採用しているSH-3はどうでしょうか。 はっきり言って将来性の点ではStrongARM、MIPS系に比べるとお寒い状況と言わざるを得ません。 もう旬はすぎたという感じです。 大丈夫でしょうか、日立さん。 先日、SHシリーズの販売に関してどっかと提携していたと思いましたが、SH-3の高速化、低消費電力化はちょっと不安です。 SH-4はSH-3とは全く違うCPUですし。 このところSHシリーズに関する良い話は聞こえてきません。 いっそのことLinux化に合わせてXScaleにCPUコアも移行してはいかがでしょうか、SHARPさん。 別に日立内部の人間じゃないので詳しいことを知っているわけでもないし、すぐに消えるわけでもないでしょうけど、消費電力対性能比の点で他CPUと張り合える見込みがこの時期に発表されていないのはかなり危ない。 と、そこで欧米ZaurusのLinux+Java化。(いや、これから始まるんだから「化」はおかしいのかもしれんけどさ) これは、もしかしたらCPUコアも変わってたりして。 たとえ変わっていなくても、Java化ってことはVirtualMachineさえあればCPUを選ばないわけで、んでもってSHARPが採用すると発表しているintentのJava実行環境は既に多種多様なCPUに対応しているわけで…。 要するに、CPUはいつでも変えられる準備が整えられつつあるわけですな。 っつーわけで、このままではZaurusのCPUはやばいよというお話と、でもやっぱ既にSHARPさんはそれに気付いて(いるのはどうか知らないが)対処し始めているんだねぇ、Linux+Java化にはそういう目的も(元々はJavaプログラマを取り込むためらしい)あるんじゃないかねぇ、っつぅお話でした。 いぢょ。 (04/10/2001追記) なんでも、日立さんはSH-5をSH-3互換で設計しているらしいです。 それは賢明な判断だよ日立さん。 しかしながら、やっぱりLinux+Java化がCPUへの依存を弱めることには何ら変わりが無いと思います。 まあ、SH-5の成功、失敗に依存しない方向を志向しているのは良いことなんじゃないでしょうか。 [an error occurred while processing this directive] | |