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Title
PDA研究室 - TeliosHC-VJ1C使用感レポート(02/12/2001)

追記部分はピンクにしてあります。

液晶は非常に美しい。
私の使用しているVJ1には1画素だけ異常が見られるが非常に目立たない場所なので気にならない。
ただし、購入後に気づいても困るので事前に確認させてもらうか問題があれば返品に応じてくれる信用のおける店舗にて購入することをお薦めする。

キー配列はWindowsでファンクションキーを多用する人にはファンクションキーが無いのは痛いかもしれない。
ただ、私はWindowsマシンでもファンクションキーはFnと数字キーとの同時押し下げするタイプのキーボードを使用していたので、特に違和感は無い。
IMEにはATOKを使用しているのでCtrlキーとUIOPキーとの同時押し下げでひらがな、全角カタカナ、半角文字、全角アルファベットの変換も可能なので特に問題無い。
Ctrl+UIOPでひらがな、全角カタカナ、半角文字、全角アルファベット変換はIMEでも出来ましたのでATOKの機能ではないようです。
ただ、通常のファンクションキーに当たる部分に各アプリケーションのダイレクトキーを配置しているが、その必要性を全く感じないので、ファンクションキーがあった方が良かったのは間違いない。
キー入力はかなり高速に行える。
はっきり言って、私の場合Windows2000マシンで使用しているFKB-8579/USBと完全に同等と言ってよい。
後でFKB-8579に戻ってみると、やっぱりこっちの方が若干高速です。
Teliosのキーボードで打っていると上達するのかも。
まあ、多分気合い入れないと打ちにくいから自然と気合いが入るんだと思います。
で、気合い入れてからFKB-8579に戻ると更に高速、という感じですか。
また、Teliosでは右の方のキーが小さいので「。」と「・」を打ち間違えることがまれにあります。

変換にややもたつくことがある以外は。
やはりCPUパワーの違いだけは如何ともし難いようだ。
ATOKでは直前の入力文字列をCtrl+Shift+Rにて入力できるので、
霜月橘水
しもつききっすい
などの入力も簡単である。
(「きっすい」は通常では変換できないので要登録)
また、読みの分からない漢字も部首を入力してShift+Ctrl+6で入力できるのが便利。
Windowsでは私は手書き文字認識で入力していましたがこれの方が良いですね。
Windows版でもできるでしょうから今度からそうするか。
確定のアンドゥも変換直後ならCtrl+BkSpでできる。
さすがにWindows版のように文字列選択後再変換まではできないようだ。
入力文字列の先頭・末尾だけの確定も人名入力には便利。
ただ、半角スペースの入力を標準に設定できないのは問題。私には大問題。
いままでろくにIMEのマニュアルを読んでいなかったので、多分Windows版でもできるんだろうが、これらのおかげでかなり早く入力できている気がする。
う〜ん、この辺はキーボードのレビューというよりもATOKのレビューですが。

カメラは全然使ってません。
役立たず。
っていうか、使うシチュエーションが思い浮かびません。
誰か活用法があったら教えて下さい。

ブラウザはJavaScript・フレーム対応なので十分だと思います。
ただし、WindowsCE2.11(HandheldPC Pro)のPocketIEはバグ持ちでメモリを解放しないとかで定期的なリセット操作が必要なのは×。(Telios MailingList [2675] 「WinCE宿命?」のスレッドにも記載有り)
もう一つ、Refererを送信しないのでtcupなどの掲示板には標準では書き込めない。(「つまようじ」を使えば可能)
VJ2相当へのROM交換アップグレードが行われれば絶対に申し込むでしょう。
ただ、IE4相当になっているのは良いとしても、Alt+タップによる右クリックから「画像を保存」とかが出来ないらしいのは痛いな。
某氏からご紹介いただいたのですが、MSの128bitSSL対応パッチは刺青です。ちがうっ、入れ済みです。これを入れると多少早くなるらしい。
でもメモリリークは直ってないのね。
それと、タスクバーを隠さない設定に定着してしまったので、IEで縦の長さを稼ぐために、IE HotKeyを導入してキー操作で「戻る」「進む」等ができるようにしました。


MP3再生は結構使える。
自宅ではMDプレイヤーで聞いているのですが、出かけた先で聞くには今までMDウォークマンが必要でした。
しかし、VJ1を持っていく場合はそれが必要なくなりました。
まあ、VJ1はMDウォークマンよりでかいのでVJ1+MDウォークマンの必要がないというだけですが。
MDウォークマンも、充電器や何かも含めると結構な荷物になるのでこれは助かります。
MP3再生には、あらかじめプレイリストの設定かリモコン再生したいファイルの再生をさせておく必要があるのですが一度やればあとはリモコンで電源ONからMP3再生まで持っていけるので必要十分。
ただ、プレイリストの切り替えなどは画面を表示させなければできないのでそこは×。
と言っても、MDウォークマンでもMDの入れ替えは手動なんで、大したマイナスではないんですが、MDウォークマンよりも便利であってこその機能だと思うので、リモコンだけでそれぐらいはできるようにして欲しい。
それでこそ単なるMDウォークマンの代わり以上になれるはずなのだから。
蛇足ですが、同等の音質ならより高圧縮率のWMPファイルを再生するWindowsMadiaPlayerをリモコンで操作できるようにするWMP-RC 1.4というソフトがWindowsCE FANソフトウェアライブラリに登録されています。
音楽ファイルの容量が抑えられるので助かります。
Teliosのリモコンで操作できるようにするにはレジストリファイルの取り込みが必要ですが、そのためにはTascalSoftのレジストリエディタなどが必要です。

液晶が綺麗なので画像表示などもさせたくなりますが、さすがに私のXV-3の300万画素の画像は重くて見てられません。
重ささえ我慢できれば綺麗なので見るに堪えるのですが。
PDA-JAPANの某氏によるとUltraGraphicsで画像のリサイズができるとのこと。
せっかくご紹介いただいたのですが、さすがに300万画素の画像を扱うのも面倒なので今のところ使用せず。
同時にご紹介いただいたimgViewも、Telios標準添付アプリケーションで十分なので入れておりません。すんません。


本体サイズや重量は納得ずくで買っているんで特に何とも思いませんが、ノートPCと大差無いやんと言われると痛いかも。
ただ、このクラスのノートPCはまともなものが長い間出ていないのとHDDが無い安心感から本当にモバイルと言える使い方をする人間にはお薦めだと思います。
あと、ノートPCとの価格差を考えてもかなりお得な気分になれると思います。

動作速度は、やはりやや重いか。
HandheldPC2000でどうなるのか見物。
Jornada720のようにCPUまで変えている製品は速度向上の参考にならないのでROMアップグレードで真の違いを体験できないか楽しみにしています。
まあ、最終的には水晶交換しそうな気がしますが。

VJ1のウリにはカメラ以外にもう一つ、360度開いてのタブレットスタイルでの使用があります。
これは「幻彩」などのお絵かき時に有利。
私はこれのためにVJ1にしたと言っても過言ではない。
ただ、さすがに重い(動作じゃなくて重量)が。
それ以外は問題無し。

Zaurusとの連携はまだ試していませんが、他社の製品でもこういう機能があるとZaurusとCEとの使い分けがやり易くなって良いですね。
PalmとCEも連携できると良いのですが。
競合する製品ではなく補完しあう製品だと考えていますので。
すくなくともHandheldPCでは。
アドレス帳の転送はできました。それ以外はやり方が分かりません。っつーか、やる必要も無いのに気付いた。(汗)

私のWindowsの嫌いなところにやたらとアニメーションするというのがありますが、CEでもします。
最低。
Microsoftは大バカなのが改めて実感できます。
どうしようもないですな。
快適なインターフェースとは何か、たとえこれが快適だとしても快適な速度で動作するのか全然考えてないようですね。
それと、ATOKも、タスクバーを自動的に隠れる設定にしておくとタスクトレイアイコンをタップしたときのメニューが表示されない。
タスクバーのアニメーションがうざくて自動的に隠れるようにしていないのでまだ許せるのですが、アニメーションをオフにできた暁には大問題となること必至でしょう。
どうも、一旦タスクバーを表示させるときにタスクバーにフォーカスが移ってタスクトレイアイコンが働かなくなるようです。
実際、タスクバー常時表示状態でもタスクバーにフォーカスがあるときは働きません。
ATOKが、Windows版のようにツールバーを表示できれば問題は無くなるのですが。
あと、タスクバーが隠れる設定にしているとATOKが「辞書ファイルが設定されていません」などとほざいて変換できません。
原因不明。
これは致命的。
次回のATOK Pocketバージョンアップに期待といったところでしょうか。
バージョンアップがあるかどうか心配なんですけど。
と言うわけで散々書いておきながら結局今はタスクバー隠れる設定でMS-IMEをATOKキースタイルで使用中。
変換効率はATOKの方が良いとは思いますが使い勝手はIMEの方がいい感じ。
Windowsキー関連などでショートカットキーがたくさんありますので、覚えると便利ですね。
Windows+Cでコントロールパネルとか、Windows+Eでエクスプローラとか。
アニメーションOFFはTillanosoftのSmallTweakでできるそうです。実際やったらできました。
あと、他のキーカスタマイズソフトでは正常にできなかったIMEのON/OFF割り当てもこれだと正常にできました。
ただし、アニメーションOFFだとMS-IMEのツールバーを直接入力時には隠す設定にしておくとフリーズするそうで、実際、そうなりました。(要するに試したってことね)
というわけで、私的結論としてはIMEはATOKでタスクバーは隠さない、アニメーションOFFが一番快適だということが分かりました。


VJ1はVJ2と違う点がいくつかあります。
それはリモコンの付属(VJ2はオプション)、OSの違い、PostPet添付(VJ2には無し)の3点です。(他にもあるかも)
ただし価格差はかなりあるので現状ではVJ1をお薦めしますね。
ROMアップグレードの予定もあるらしいですし。

ハード的な部分でいくつか。
一つ目は電源ケーブル接続端子の位置。
接続しながらタブレットスタイルへの変形ができない。
ケーブルがじゃまになるので。
まあ、それを言ったらシリアル・RGB兼用端子もモジュラージャックもそうなんですけど、LAN接続のためシリアル端子もモジュラーも使わないので私の場合は問題になりません。
それに、シリアルやモジュラーを接続したままタブレットスタイルにするシチュエーションは考えにくいですが、電源ケーブルはあり得るんじゃないでしょうか。
ま、些細なことなんですけど。
第二に、充電池無しでのACアダプタ駆動ができない。
常に充電池を接続していないとだめです。
充電池にも寿命があるので精神衛生上AC駆動できる場面では常時繋げていたくないのですが。
まあこれも些細なことかも。
CFスロットはTypeII対応なのが○。
PCカードスロットと併せて拡張性は高い。
CFをストレージ、PCカードを通信用に使い分けられるのでBluetoothなどの非標準対応通信手段への対応にも安心。
今、私はCoregaのEtherII PCC-Tを使用していますが挿すだけで使えました。
まあ、動作確認されているので当然ですが。
USBもあるのでUSBキーボード、マウス、プリンタ、FDDなども使えるようです。
USBテンキーが使えないのは残念。
そのうち何とかなりそうですけど。
コード巻き取り可能テンキーが使えるようになったらモバイルExcelデータ入力マシンとして最高でしょう。
現状でも、モバギはNumLock機能でコンパクトなままテンキーが使えるのでテンキーを別に携帯するよりもそっちの方がスマートでしょうけどね。
あともう一つ、タッチパネルについて。
タッチパネルのせいで若干液晶表示部が奥まっている感じ(最近の携帯電話でもありますよね)で、タッチした部分から微妙にずれて認識される傾向があるのが気になります。
まあ中心を見ていながら端をタッチするから微妙にずれるんでしょうけど、慣れないと×やスクロールバーが押しにくい。こういう時はトラックボールが欲しい。内蔵してくれればいいのに。
トラックマンマーブルは勿論繋ぎましたが動作せず。

LANによるActiveSync…。
ざけんなよMicrosoft。
なんで少なくとも一度はシリアル接続せなあかんねん。
なんでこんなに設定が面倒くさいねん。
なんでヘルプに書いてあるだけでは不十分やねん。
分かりにくいんじゃなくて「書いてない」。
「WINSの設定が必要です」ぐらい書いとけ。ボケ。
ざけんなよMicrosoft。
シャープよ、マニュアルをありがとう。
今まで俺はActiveSyncを高く評価していたが、撤回。
クソだ、コレは。
機能が如何に凄かろうが、機能以前の問題だ。
ざけんなよMicrosoft。

でもSyncは快適快適。
LAN接続で超高速。
これより早いSyncが出来るモバイルマシンは他に無い。(ノートPCは別ね)

さて、最後に、一番良いところは「変形できると言うこと」ダッ!!!
それに魅力を感じたら文句無く買いなんだぁぁっ。

ここまで書いたのを自分で読んでみて、テスト直前なのに何やってんだかって感じですね。
ATOKの動作について細かく書きすぎ。(笑)
いや〜、しかしこれだけの文章が軽く入力できるのは良いですね。
さすがにこれだけ長いとMI-E1ではつらいでしょう。

完全な余談 : 書いてる途中にトイレ行って帰ってきて座ったら眼鏡がケツの下に....。(T^T)
もうこの眼鏡買って3回目。
う〜ん、そろそろ買い換え時か。

んで、WZ Editorを購入して入れました。
やっぱりネットニュースは欠かせないよなぁと思う今日この頃。
掲示板ごときのために下火になっているなんてことはないぞ。
メール機能も良いですね。
ちゃんと巡回できるし。
NiftyとBBSの機能はちょっとじゃま。
使わないときは左のペインでも表示しないで欲しい。
というのも、なぜかWinCEって的確にタッチするの難しいんですよね。
×を押したつもりだし、画面でも押されたように表示されたのに押しながらちょっとずれたみたいで×が押されていないことになったことはよくある。
何とかならんのかね。
EditorはPocketWordを駆逐しました。(笑)
キーカスタマイズして本体のWord起動用ハードキーからはWZが起動します。
これを使用して寝っ転がりながらレポート書きました。
油断すると寝てしまいかねないのが難。(爆)
ただ、ネットニュース見るだけならHirami's small Lab.のKAWARAでできるらしいです。
メールもQMAILがあるので、これらで十分な方はあとは良いエディタを見つければいいでしょう。
PDICも入れてみましたが、全然ダメダメ。
と言っても、ZaurusのTTVBookReader+ZPDVIEWに比べれば、ね。
やっぱりテキスト閲覧と辞書引きを有機的に連携させる点においてはZaurusが無敵。
一応、PDICのテキスト表示しながらポップアップ検索もあるんだけど、表示調整ができないのと、そもそも的確にポイントできないのでうまく使えませんでした。
まあ、実はZPDVIEWにもちゃんと前方一致検索してくれないという問題があるのですが。
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