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Comment on 2008-08-27

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* 2008-08-28 02:06:04

私が言いたいのは、あのワークショップの内容からは「分類学必要無いじゃん」という結論に至ってしまいかねないということです。分類学者の多くは分類学が生物地理学や生物系統学、形態測定学、さらには生態学まで包含すると考えているかもしれませんが、それらの専門家の多く(かどうかは断言できませんが少なくないでしょう)はおそらくそうは思っていないということを意識して講演を行っていただきたいのです。さもなくば、分類学者と他分野の研究者との認識の溝は拡がっていくばかりとなり、結局分類学の地位の低下を招くでしょう。それこそが近年の分類学が歩んできた道ではありませんか。

* 断虫亭 2008-08-28 00:21:44

まあまあ、そう言葉尻を捉えられると、今後何を書いたり言ったりしたらよいかわかりません。しかし、そうは言われても、あの質問に対しては至極妥当な回答だったと思います(妥当というのは偉そうな言葉遣いですが)。
「分類学」(?)や「分類学者」(?)を俎上に載せるような論調にはちょっぴり困ってしまいますが、このように考える人もいるというのは参考になります。

* 2008-08-27 20:45:33

私の認識では分類学に系統推定は含まれません。それはともかく、含むと考えるのならば特に大きな見解の相違があるわけではなさそうですね。

* おくやま 2008-08-27 19:27:38

私はあの質疑の返答をそれほど気に入ってはいないけれども、とっさに作った答えとしてはまあ妥当なものであったかなとも思っています。
ところで、系統樹を書くことそのものが分類学の範疇に入るのではありませんか?私ははっきり言ってしまって、DNA分類と昔ながらの系統分類とは本質的には何も変わらないものだと考えています。そして私は系統分類学とは、ただ分類群を定義することにとどまらず、種、あるいは系統群のあらゆる特徴(形態から生態まであらゆる事柄)を正確に理解することだと考えています。いずれにせよ、「DNA分類が解き明かす」がおかしいと感じられるのであれば、「DNAが解き明かす」という意味であるととらえて頂ければ結構です。しかしこれではあまりに味気ないタイトルですよね。

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