[ルール2] ただし集団遺伝学のハナシに population structure が出たなら, それは岩波生物学辞典「集団構造」項の意味に決まっているので 集団構造や個体群構造といった訳語をあてるべきであり,遺伝構 造や遺伝的個体群構造とは言わない (genetic structure of population はまた別の意味になる?)
……ということでしょうかね. さて,同様に「齢構造のハナシに population structure が出たなら……」などなどという用例は探せば見つかると思いますが,私もルール1 を尊重して「個体群の齢構造」と明示的に書いたほうがよいような気がしてきました.
えーと、紛らわしいので一応補足しておきますと、genetic structure of populationは集団の遺伝的組成の意。遺伝的組成という言葉もちょっと微妙なので正確に言うなら「ハプロタイプ構成」ということになるでしょうか。対してpopulation structureは集団内の遺伝的分集団間の空間構造とそれぞれの移出入関係。という認識です。つまり「genetic structure of population≠population structure」ですが(これが今まで分かってなかったんですけども)、population structureはやっぱり遺伝的に定義されるものには違いない。ということなんですが、えーと、伝わるでしょうか。
そうです。茶漉しを外して使えないなら意味無いですよね。まぁその時は蓋を自作します。注ぎ口用の蓋も欲しいですね。
BoraBoraはhttp://www.bodumusa.com/shop/line.asp?MD=2&GID=7&LID=519&CHK=&SLT=&mscssid=AQAE94EM74TF9HA23UL2D1349A9N2W9D#other_products
のものでしょうか。私はTeaPressとあるので尻込みしているのですが、茶漉し部分がはずれてきちんと蓋ができるといいですね。
なるほど.私は二つの追記が矛盾してるのかと思っていたのですが,そうではないみたいですね.
つまり,
[ルール1] 個体群にはいろいろな構造があるので「(個体群の) ○○構造」
と明示したほうがよい
[ルール2] ただし集団遺伝学のハナシに population structure が出たなら,
それは岩波生物学辞典「集団構造」項の意味に決まっているので
集団構造や個体群構造といった訳語をあてるべきであり,遺伝構
造や遺伝的個体群構造とは言わない (genetic structure of
population はまた別の意味になる?)
……ということでしょうかね.
さて,同様に「齢構造のハナシに population structure が出たなら……」などなどという用例は探せば見つかると思いますが,私もルール1 を尊重して「個体群の齢構造」と明示的に書いたほうがよいような気がしてきました.
えーと、紛らわしいので一応補足しておきますと、genetic structure of populationは集団の遺伝的組成の意。遺伝的組成という言葉もちょっと微妙なので正確に言うなら「ハプロタイプ構成」ということになるでしょうか。対してpopulation structureは集団内の遺伝的分集団間の空間構造とそれぞれの移出入関係。という認識です。つまり「genetic structure of population≠population structure」ですが(これが今まで分かってなかったんですけども)、population structureはやっぱり遺伝的に定義されるものには違いない。ということなんですが、えーと、伝わるでしょうか。
K保セソセイの引用されている教科書の文章には何ら私の考えと矛盾するところはありません。genetic structure (of population)、spatial structure (of population)、size structure (of population)、age structure (of population)という表現は通用すると思います。セソセイの引用されている文章ではof populationが省略されていますがこの文脈なら普通は脳内補完できるのでその点も問題ありません。しかし、単に「population structure」と生態学で言った場合には、この熟語に固有の意味が割り当てられていると認識していますし、age structure (of population)という意味で「population structure」という熟語が使われていたりするようなことは無いのではないかと思うのですが。
遺伝なヒトたちからすると「個体群構造は遺伝的なものに決まってる」というのは参考になりました.では,生態学一般でもそうかというとそうでもありません.population structure, population ... structure と言った場合,(評判よろしくない) 「遺伝的集団構造」も含めて,こういうふうに考えられていることが多いと思います:
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kubo/memo/popstr.html
これはわりとよく読まれている植物個体群生態学の教科書からの引用です.
えぇまぁ「的」が抜けるのはいいとして、しかしどちらにせよやっぱヘンだろうということでして。
「個体群構造」の方は「齢構造,サイズ分布,性比」辺りの意味で使われているのを見た記憶は無いんですけど、あるんでしょうか。個人的にはもしあったとしても「誤用」の域を出ないのではないかと思いますが。「空間構造」はあると思いますが、「遺伝的な分集団の空間構造」である場合がほとんどのやうな気がします。
こちらは断れない人に頼まれて、地球惑星に行ってきます。通学路ですし。いまさらになって参加費出るよって言われました OTL その昔天文学会から逃げてきたのでそっちの知り合いに会わないかビクビクです(笑
たしかに「遺伝構造」なる語が特に「正しい」とは思いませんが……しかし「的」がぬけるのはよくあることで,たとえば spatial structure だって空間的構造ではなく空間構造と言われてますし.
また
> 「個体群構造」と言ったら遺伝的なものに決まっている
は文脈によると思います.おそらくここでは遺伝学的な研究にでてくる「個体群構造」のハナシなのでしょう.
しかしそれ以外の研究発表にでてくるあるいは遺伝学的な研究であっても「個体群構造」が齢構造,サイズ分布,性比,空間構造などさまざまな意味で使われることもありませんかね.個体群の空間的構造がこうで遺伝的構造はこう,というような.
それ、うちの4年生のゼミでもありましたよ。遺伝的集団構造ってレジュメにあって、え?って感じでした。しかし生態学会ですら蔓延しているのは問題ですな。どっかの教科書にそう書いてあるんでしょうかね?